丁寧な暮らしに疲れたら。やめてラクになった6つのこと

暮らしを整える

SNSや本でよく見かける「丁寧な暮らし」。

整ったキッチン、余白のある部屋、手作りのラベルが貼られた調味料。素敵だな、自分もやってみたいな、といろいろ試してきました。

けれど実際にやってみると、

「素敵だけど、なんだか疲れる」

「続かない」

こんなふうに感じることが何度もありました。

そこで気づいたのです。「丁寧な暮らし」は、誰にでも合う訳ではない――少なくとも、私には。そこで今回は、あこがれて取り入れてみたけれど、結局やめてしまった6つのことをまとめました。

「どうして続かないんだろう」と感じている方の、気持ちが少し軽くなったらうれしいです。

調味料を統一容器に詰め替える

キッチンの調味料を統一した容器に詰め替えて、手作りのラベルを貼る。並んだ様子は本当に美しいです。

私も何度か挑戦してみました。けれど、容器を洗って詰め替えるのも、ラベルを作って貼るのも、貼り替えるのも、結局は私だけ。家族からすると、せっかくの調味料もどれも同じに見えて「○○はどこ?」と、書いてあるのに聞かれる始末……

結局、市販のままの容器のほうが、家族にとっては分かりやすい。我が家ではそのまま使うスタイルに戻しました。

統一された空間でテンションが上がる方には合うと思います。ただ、家族と暮らす場合は「自分以外も使いやすいか」という視点が大切だと感じました。

1本の洗剤で全部掃除する

ミニマリストの暮らしでよく紹介される、万能洗剤1本で家中を掃除する方法。

「洗剤が少ないと管理がラクそう」と思って試してみました。

けれど、家族には

「これ、何用?」

「この洗剤はどこ?」

などと聞かれ、保管場所やどのように使うかを説明しなければなりませんでした。

各場所に用途別の洗剤を置いておくと、家族が気づいたときに(たまに)掃除してくれることがあります。我が家には、1本にまとめるよりも、用途別のほうが合っていました。

バスタオルをコンパクトにする

大判のバスタオルをやめて、フェイスタオルやミニバスタオルに切り替える方法。場所も取らないし洗濯もラクで、理にかなっています。

実際に取り入れてみました。でも、私には合いませんでした。

理由はシンプルで、大きいバスタオルに包まれたいから。お風呂上がりにふわっと包まれる感覚は、私にとって大事な癒しの時間だったのです。ミニバスタオルも所持していますが、結局バスタオルばかり使っています。

合理性だけで判断せず、自分の心地よさも大切にしたいと思っています。

収納用品を統一する

統一された収納用品は、見た目が整って気持ちがいいものです。

「収納用品をそろえれば家も整うはず」と思って、棚に合わせて買い足していた時期がありました。シンデレラフィットする収納グッズを見つけたときの達成感!予備も含めて多めに買っておこうと、一度に何個も購入していました。

けれど実際は、収納用品が増えるほど「何かをしまわないといけない」気持ちに縛られ、結果としてものを増やす原因になっていたのです。

大切なのは、収納用品をそろえることではなく、そもそも収納用品を持ちすぎないこと。今は最小限の収納で、定期的に中身を見直すようにしています。

ストックを最小限にする

「ストックは持ちすぎない」というミニマリスト的な考え方は、基本的に賛成です。スーパーを保管庫代わりにして、必要なときに買えばいい、という発想は合理的です。

ただ、私は過去の経験から、ものによっては多めにストックを持つようにしています。

きっかけは、東日本大震災でトイレットペーパーが最寄りの店舗から消えたこと。それまでは、いつでも買えるからと自宅のストックをあまり気にしていませんでした。職場近くなどいつもは行かない店舗にも足を運び、ストックが切れる直前にようやく購入できました。

以来、生活必需品で「ないと困るもの」はある程度ストックし、すぐに困らないもの(洗剤など)は最小限に。ものによって基準を変えることで、安心と身軽さの両方を保っています。

毎日リセットする暮らし

「寝る前にリセット」

「出したら戻す」

「床にものを置かない」

丁寧な暮らしの定番ですが、家族がいて、体力が残らない日もあると、毎日リセットするのはしんどいです。

そこで我が家のルールはこうしました。

  • 共用で使うリビングだけは整える
  • 個人の部屋は気にしない
  • 寝室のベッドメイクは毎朝する(私の気分がよくなるから)

ストレスを抱えてまで「毎日きれい」を目指すより、気持ちが荒れないことを優先しました。完璧を目指さないのが、続けやすいコツです。

おわりに

丁寧な暮らしにあこがれて、いろいろ試してきました。でも一番大切なのは、自分や家族に合っているかどうかだと感じています。

続かない方法を無理に続けるより、少しゆるくても気持ちよく暮らせるほうが、長く続きます。

「向いていなかったからやめた」。それも立派な選択です。やってみないと、向いているかどうかも分かりません。

この中に「これ、私も無理だった」「やめていいんだ」と思えるものがひとつでもあればうれしいです。

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